人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日記や読書の感想などのマイペース徒然ブログ。現在更新の頻度が低いですが、コメントは随時拝読しております。近況報告等はツイッターログでご確認ください。


by sukusuku-y
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

GWも終わり・・・ 感想 of 森見・堀・角田・梨木・紅玉

ゴールデンウィーク明けですね。

実家に戻り、親やら親戚関係やらに就職内定の報告をし、
いとこの子どもである赤ちゃん(6か月!)の相手をして遊び、
内定を断った銀行の本部へいき、頭を下げながら先方の心づかいに号泣し、
父親と久々にゆっくり話をし、

あっとゆうまに5連休が終わってしまいました。

連休明けにあるはずだったゼミ対抗ソフトボール大会が雨で流れ、
あーあと一日実家にいりゃよかったわ、などと考えているのでした。


そして連休中に読んだ本のザックリ感想↓↓↓ 今回は5冊を読んだ順に。

『太陽の塔』 森見登美彦

森見さんの恒例の「モテない京大生」もの。この人は会話のテンポが独特でおもしろい。
作家の桜庭一樹さんは、
「森見さんの小説は、テンポが移ってしまいそうだからあまり読まない(笑)」だそうです。
いつもながら、モテない京大の5回生である主人公のパラレル恋愛ドタバタ小説。
『夜は短し 歩けよ乙女』のほうがおもしろいかな?こちらは女の子側の視点があるので。

『世界連鎖恐慌の犯人』 堀紘一

あんまり専門的な話はなし。
「インベストメントバンクっていうのは俺達とは価値観が違う連中の集まりなんだぜ」みたいな
堀さんの日頃の体験とかからくる苛立ちを文章にしています。
私はてっきり堀さんもソッチ側のひとなのかと思っていたので、オドロキです。
私たちみたいな、いち市民(庶民?)が、この恐慌のイライラをぶつけることのできる本。

『トリップ』 角田光代

短編10本の連作。
次の短編に出てくるのは誰かなーなんて想像しながら読むのもたのしい。
どの主人公も、屈折していて、なんとなく自分と重なるような気がするのがうれしい。
みんな自分の今の居場所に居心地の悪さを感じながら生きている。
私は、中でも「秋のひまわり」っていう短編が好きです。

『春になったら苺を摘みに』 梨木香歩

著者の、イギリス留学時代の体験をもとにしたエッセイ。
就活中に、「価値観の違う人と話をしていい刺激になった」という学生によく会ったけど、
本当に「価値観の違う人と出会う」というのは、
梨木さんのこうゆう体験みたいなものを指すんではないだろか?
自分の側に価値観がないと、人との出会いでそれが変わってゆくこともないなぁ。

『ミミズクと夜の王』 紅玉いづき

ファンタジーライトノベル。
私の相方の、国語教師をやっている母親の教え子(ながっ)の書いた本だそうです。←宣伝w
最初に手に取ったのは去年。主人公のしゃべり方にイライラして、なじめなくて一度挫折。
思い切って読んでみるとすらすらいけます。
これを高校3年で書いた想像力はうらやましい。


うーんフィクションばっかり!
他には貿易関連の本に手を出したりしてます。卒論対策・・・
まぁそうゆう本には特に書くような感想もないので・・・ね(笑)ここに書くのはフィクション中心で。

土日はちょいっと国内旅行に行ってこようと思います(^皿^)v わーい
by sukusuku-y | 2009-05-08 01:05 | 感想(books)