日記や読書の感想などのマイペース徒然ブログ。現在更新の頻度が低いですが、コメントは随時拝読しております。近況報告等はツイッターログでご確認ください。


by sukusuku-y
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

カテゴリ:感想(books)( 26 )

今日はずいぶんあったかい日でした。
そんな日であるにも関わらず、いつものようにお昼までだらだらと惰眠をむさぼり、
起きてからはお洗濯やら掃除やら無駄に豪華なごはん(時刻的にはおやつ)を食べ食べし、
気が付いたら西の空が赤くなり始めていました。
のろのろと最低限のメイクをし、iPodの曲を更新して家を出て、近所を徘徊、もとい散歩。

いつもの古本屋で、森見登美彦さんの『四畳半神話大系』を探し出し、
ほかにもなんかないかと立ち読み物色し、とりあえず四畳半だけレジに。

店員さん「カバーをおかけしますか?袋に入れますか?」
私「そのままでいいです」
店員さん「助かります」

ん?

助かります、というレスポンスを聞いたのは初めてです。
恐れ入ります、とか、ご協力ありがとうございます、とかは聞きますが。

ちらりと店員さんの顔を見ると、いつものもしゃもしゃの店長ではなく、若い男の人。
ただのしがないバイトかと思っていたけど、よく見ると、いろいろ任されているよう。
ここは小さな古本屋だし、きっと何年かここにいる熟練バイト学生だと予想。

きっと作業のマニュアルこそあれど、接客のマニュアルはないんだろうな。
店員さんに共通の振る舞いみたいなものが見られないお店だと前から感じていたくらい。
恐れ入ります、だと、ちょっと仰々しいような気がするし、
ご協力感謝します、は、アタシ何に協力したのかしらん、と思うし。
助かります、は、単純に「僕の仕事を減らしてくれて助かります!」に聞こえる(笑)
さっぱりしていて、この人の素の言葉らしくて、なまなましくていいなぁと思いました。
c0179177_3291739.jpg

で、今日ゲットして読み終えてしまったこの『四畳半神話大系』、アニメになるのだそう。
森見作品の名物ともいえる浴衣の奇人・樋口さん、美人歯科衛生士の羽貫さんもいます。
この二人はたぶんこの本で初登場し、『夜は短し歩けよ乙女』にも引き続き出ずっぱり。
この人たち大好きです。特に羽貫さんののらりくらりの酔っ払いっぷりが素敵。
アニメのキャラクターデザインがもう出ているのですが、
樋口さんのイメージがちょっと私の脳内と違うので、アニメは見ないかも。。。

この本は、4本の短編からなるお話なのですが、ちょっと変わった構成を取ってます。
分類するなら、SF系の並行世界もの。
最後の4本目の話で明らかになる、物語全体で展開するこの四畳半世界は、
不可能性の示唆であり、人間及び人間の行為の限界に関する明証的な言及です。
と、巻末の解説でまとめてありました(笑)。まさにその通りです。
各話の間を縦横無尽に張り巡らされた伏線。
いくつもの並行世界の間の差異が私たちには見せつけられるんだけれど、
主人公は最終話の中盤まで、その差異を「積極的に」見落としてしまいます。
そのことに気付いて初めて、主人公は部屋の外へ出てることができるのです。

いくつかこういう並行世界の話は読んだり見たりしたことがあるけれど、
なかなか手の込んだ作品だな、と私エラそうに感じたりしました。


舞台はいつものように京都。主人公はいつものように京大生。
京大の生協で売れた本ランキングに、森見作品が入っているのを知って納得しました。
だってもし自分の大学が舞台のファンタジーがあったら絶対読むもん。京大生うらやましい!
[PR]
by sukusuku-y | 2009-12-13 03:35 | 感想(books)

たんたんと

最近の日常がたんたんとしすぎて、いったい今日は何月何日だかわからなくなる。
明日からゼミ合宿ということもさっき手帳をみて気付いた!あぶないい・・・
ゼミ合宿、行きが車ということで、車酔いが激しい私はだいぶ緊張ぎみ。
自動車学校のほうは、やや停滞ぎみ(笑)

まぁ夏休み(の残骸)の過ごし方なんてこんなものでしょう。客観的にはどーだか。
今年の夏はずいぶん本を読んだものです。
あと、来年からはおちおち長くも帰れなくなる実家で、たくさん過ごすように心掛けました。
遠出はほぼ皆無だった、、、卒業旅行に向けてお金をためなくては。
まったく、自動車教習所なんぞに大金とられたから贅沢できませんよ。。


とりあえず夏の間、8-9月に、趣味分野の読書記憶25冊ほど更新です。やたー!
卒論用に読んだ本は無視です。あんなのは趣味ではなく労働ですので・・・
なかでもおもしろかったのがいくつかありました。

『嗤う伊右衛門』 京極夏彦

初・京極。すごくよかった!ホラー展開を想像していた分だけ、純愛っぷりに感動。

『終末のフール』
『グラスホッパー』
『チルドレン』 
すべて 伊坂幸太郎

読みやすかったので連鎖的に読んでしまいました。
ミステリだけどそんなにおおげさじゃないからすきです。
終末の~はミステリじゃない連作ですが、ひとつひとつがゆっくりしていて好き。

『「食料危機」をあおってはいけない』 川島博之

農業問題の本も趣味でけっこう読みますが、これはいちばんおもしろかった。

『水曜の朝、午前三時』 蓮見圭一

な け る 。
↑「泣ける」系感想はうさんくさいですがこれはほんと。
ちょっと昔に流行った本だそうですがこれはいい。Mありがと
今個人的に大阪万博ブームが・・・(笑)

『村上ラヂオ』 村上春樹・大橋歩

an・anに連載してたエッセイ。an・anに連載してたというだけで爆笑もの。
内容も爆笑。村上氏の笑いのかんじが好きなひとはおためしあれ。



明日からは合宿で河口湖に行ってきます=わーい
[PR]
by sukusuku-y | 2009-09-25 23:25 | 感想(books)

読書の夏、お台場の夏

最近の天気は重苦しいです。
昼間は曇ってどんよりしている。空気は水っぽくて重たくべたつく。
夕方になるとバケツひっくり返し型の雨になって、それも30分くらいで終わる。


外出したくないので、用がなければ家に引きこもる日々です。
本を読んだりする分には全く問題ない。クーラーつけてるし。
あさってから1泊近場旅行なので、準備したり。ホテルはこの時期高いですねぇ!

CREAの9月号を買ってきたので読む。表紙は松山ケンイチさん。
『カムイ外伝』と『ノルウェイの森』のインタビューがちょっと載ってる。
でもまぁそれが目当てで買ったわけではなく、読書特集だったから。
去年もCREA9月号を買った。そのとき表紙は福山雅春さんだった。

去年は恋愛小説特集があって、面白かった。
川上弘美さんと江國香織さんの対談は豪華だったと思う。
今年はミステリー特集だった。
最近米澤穂信作品を4つ読んで、ミステリーって面白いかもーと思い始めました。
京極夏彦さん、湊かなえさんを読みたいなぁっと思えたのが収穫でした。
去年も今年も東野圭吾・伊坂幸太郎両氏にページ割いてたなぁ。
実は私は東野作品を読んだことがなく・・・。でも伊坂さんは1つだけ読んだことある。
伊坂さんのページは、まえのほうが充実してたしよかった。
去年は、伊坂さん直筆でインタビューに答えてくれていたので。
あーこういう字を書く人すきだなぁと思ったのでした。元SEで知的な感じの愛妻家!


今は、NHKスペシャルを見つつ『落下する夕方』を読んでいる。
NHKスペシャル『日本海軍 400時間の証言 第一回 開戦 海軍あって国家なし』が重い。
はじめから勝てっこないってわかってたのになー、と今になって言うのは簡単。
KYって言葉が流行ってたとき、山本七平『空気の研究』を読んだ。←面白かった!
空気が読める読めないっていう曖昧な判断基準が、当時の総司令部を支配してたみたい。
だいたい軍事力と外交力はイコールではないと思うけどな。


あ、こないだお台場行ってきました。
人がうようようようようようようようようようようようようようようようようようよ
めちゃ畑牧場に行きたかったけどお金をけちって入らずに終わりました。
代わりに、ってわけでもないけど、何かと話題のアレを見てきました。無料だしね。(笑)
c0179177_21485199.jpg

でっかかったですー
[PR]
by sukusuku-y | 2009-08-09 21:39 | 感想(books)

複雑な私

今日はすごく暑かった・・・

『単純な脳、複雑な「私」』 池谷裕二 を読みました。

最近、というかここ数年、脳ブームですよね。
私が初めて読んだ脳関連の本は、『海馬』(糸井重里、池谷裕二共著)でした。
それと同じ著者の最新刊。著者がいちばん気にいっているという渾身の作。

脳関連の本は、最近それこそぽんぽん出版されているけれど、どれも入門です。
そしてこの本も入門です。
入門だっていいじゃないか!私は、まず入門しなければ何もわからないですから!
なので私はけっこうたくさんの本で「入門」しました(笑)
その中でも、この本が一番よかったです。

何がそんなによかったのか、というと、
まず、著者が高校生相手に開くワークショップ形式なので、語り口が丁寧で例も身近。
あと何より、内容が脳科学に全然留まらないことがよかったです。
文中に(講義最終日の高校生の感想で)ふれられているとおり、
脳科学が生物学や心理学、哲学、社会学、政治経済倫理芸術……をつなぐハブになりうる。
だから話はどんどん他へ飛んで行くのがよかった。
なかでも主に哲学の話に飛びがちなのは、やっぱり、
「自分の脳を使って脳について考える」ということ自体が矛盾をはらむ哲学だから。

いろいろと面白かったけど、やっぱりいちばんおもしろかったのは、
「自由意志は存在しない?」という問い。
脳科学的見地から言えば、自由意志(私が「そうしたい」と思ったからそうした)はない。
例えば、「手を動かそうと考えて手を動かした」場合、
ふつうは、
 「動かそう」という認知 → 脳の準備 →脳の指令 → 「動いた」
と思うのだけど、
ほんとうは、

 脳の準備 → 「動かそう」 → 「動いた」 → 脳の指令

の順番で起こっているということが実験で分かっているのだそうです。え!?
つまり、「動かそう」と意図するかどうかは脳の活動を見れば予想できる。
その意図時点では、もう、自由意思は存在しない・・・
とゆうことは私たちは決定論にしたがって生きていかなくてはならないのか?

という問題に対して、けっこう「へぇー!」な解釈が載ってます。ぜひ読んでみてください!!

こういう講義に高校生で出会えるなんて幸せな後輩たち・・・
[PR]
by sukusuku-y | 2009-07-07 22:55 | 感想(books)

作家さんとの相性で悩む

雨ですねぇ。。梅雨らしくていいのかどうか。
いまだに梅雨の発音で迷う。つゆ?
髪の毛がバクハツするのでうっとうしいかも。
ストレート用アイロン買おうかな? 雑誌で梨花さんがオススメしていた機種にしようかなぁ。

あ、そろそろいい加減、自動車免許から逃げられなくなってきました。
おかあさんに急かされた。早く取り始めないと帰省に響くからなぁ。
夏のキャンペーンが終わるまでに申し込まねば。。。ほんとやりたくない。こわいし。

『笙野頼子三冠小説集』(笙野頼子)を読みました。
三本の中編小説が収録されています。それも、

『タイムスリップ・コンビナート』(94年、芥川賞)
『二百回忌』(94年、三島由紀夫賞)
『なにもしてない』(91年、野間文芸新人賞)

の3本。三冠とはこうゆうことでした。

読んでみたけど、相当エキセントリックっちゅうか奇抜でした。
シーンごとには、「あっすごい」っていうところがけっこうあった。
文章も独特で、読む人を引きずりこむような勢いがある。
・・・のだけど、私は引きずりこまれることに失敗した!!
全体としてはどうも私は笙野さんには愛されそうにない・・・さみしや(;_;)
友達は「すごくおもしろかった!これは好き!」と言ってたんだけど、
その人と趣味があうから期待していただけに、残念っ
これぞまさに、好きな人はすごく好き、ってタイプなんだろうなー

だから、今回は読書日記というより、読書について考えることになってしまった。
相性ってこうゆうことかー。と久々に強烈に思ったのでした。


追記:
あと、ヱヴァについて(またかよっというツッコミはナシで…)、
会計士の山田真哉さん(さおだけ屋のひと)が、すごくいいこと(笑)を言っていたので引用。
もはや自分にとってヱヴァは、
面白いとか面白くないとかそういう次元の作品ではありません。
どちらかというと、満足するか、満足しないか、
もしくは、受け止められるか、受け止められないか、
という二者択一の世界です。 (山田真哉ブログ「アニメ仁義なき戦い」09/6/30)

そうなんだよ!と共感しきり。
[PR]
by sukusuku-y | 2009-07-01 01:47 | 感想(books)
この日曜は簿記試験の日。・・・受けてないけどね☆
すっかり忘れていたため申し込みそびれたので。
まぁたぶん今回受けたとしても全然勉強しなかった気がする。11月に受けます。

なんでみんなやることをササッとやれるんだろう???
私なんか、簿記受けるなら、周りの人に「私簿記受けるから!絶対受かるから!!」とか
宣言しまくって自分を追い込まないと、できない。
すごくリキまないと次のステップに移れない人なんです、私。
まぁでも決意すればやる人でもあるんです。と自分に暗示をかける。。。


最近、 『脳と仮想』 茂木健一郎著 を読んだ。
私の読む本は人から借りてるので、ブームが去ったあとの本とかが多いです(笑)
思いのほかおもしろかったです。読みやすくって。特に前半がよかったかな?

科学は「計量できるデータ」にだけ対象を絞ったため、「計量できない質感(=クオリア)」が
そぎ落とされた世界しか提示しない。でも私たちに影響を及ぼすのはクオリアの部分である。
私たちの主観的体験をそぎ落とした、客観的な物質のふるまいを観測するのが科学。

みたいな話でした。それはわかるような気がするな。
例えば 人と手をつないだらホルモンが分泌されて安心する みたいな話があって、
科学的には、「安心する」はただの随伴現象で、大事なのは脳が働いてなんかが出ること。
でも私たちはその随伴現象の部分をつないで生きてるんじゃないかなー?
景色を見て視覚が刺激されて、感動するっていうことでもおんなじだし。
私とあなたが同じ景色をみても違う質感で感じてるわけだし?

・・・ってゆうのは茂木さんがテレビとかいろんなところでお話されているので有名ですが、
改めて面白く読みました。
「思い出せない記憶」の重要性とかも、言われてみれば・・・でした。
後半は若干だらけ気味ですけど、全体的に短い本なのでよかったです。

今呼んでいる別の本でもこの本でも、頻繁に漱石が引用されていたので、
読みたくなってしまいました。実家に漱石の本全部置いてきちゃったー


あと土曜日、卒論に飽きて初めて「Mr.Brain」を見てみたら、佐藤健さんが出てた。
以前ブラッディ・マンデイに出てた時は、春馬くんのおまけくらいにしか見てませんでした。
でも、佐藤さんを単体で見ていたら、演技がすごくうまくってびっくりしました。
演技がうまいと惚れちゃう(笑) うまくない俳優さんは見ていてイタイ…
今日やってた「亡国のイージス」の勝地涼さんもなんか好き。
「幸福な食卓」で北乃きいちゃんの相手役やってたのを見て好きになりましたー
    ↑ この映画はすっごくオススメですー!
[PR]
by sukusuku-y | 2009-06-15 01:42 | 感想(books)

アドルフに告ぐ

最近よんだマンガが面白すぎたので更新。

手塚治虫『アドルフに告ぐ』がすごい。

実は初・手塚なのだけど(遅っ)、これは面白い。全5巻。
古本屋でセット1250円だったので衝動買い。
人にオススメされて興味を持っていたけど・・・

手塚先生すごいよ~~

史実を下敷きにしたフィクション。引きこまれて一気に読んでしまう。
この物語の鍵となる情報(ヒトラーはユダヤ人の家系であった)をめぐって、
戦時下の神戸とベルリンを舞台に3人のアドルフがたどる数奇な運命。

史実とは反しているんだけど、別に問題はそこじゃなくて、
主人公のひとり、アドルフ・カウフマンの狂気っぷりが見ていてほんとおそろしい。
教育ってのは洗脳だ。
人種、国籍、宗教、血の束縛から解放されなくてもがいて自滅してゆく過程がリアルです。
戦争がそうさせてしまうんだろうか…
でも教育ってのはほんとに人格の根幹を作り変えてしまうことができるんだなってことを
ちょうどここ数日考えていたので、とてもしっくりきました。

私が当たり前に考えていることは、実は親、教師、もっと言えば国の思想であるし、
それはもしかしたらすごくゆがんでいるかもしれない。
勉強して身につけたと思っていても、結局それは一面的な見方でしかないし。
多面的に見ていると思っていても、それは限られた視点から四苦八苦してみただけの「多面」だし。

といろいろ考えてもね、しょうがないんだけど。
ってか読んでるときはそんなこと考えてなかったけど、あとあと思うとそんな感じ。


完全に深夜族と化した・・・おなかすいたけど今食べたら負けだっ!!
[PR]
by sukusuku-y | 2009-06-08 03:14 | 感想(books)

1Q84!!

c0179177_1761949.jpg

発売日は明日のはずですが…

グッジョブ増○書店!


2、3限とも読み続けてしまいました。

もうすぐ【BOOK 1】(上巻のこと)読みおわります~うふふ


感想は発売日後にしたいと思います。

2冊で4000円。やれやれ。
貧乏学生。月末で食費きりつめてます。
[PR]
by sukusuku-y | 2009-05-28 17:06 | 感想(books)

村上版『長いお別れ』 

『ロング・グッドバイ』 レイモンド・チャンドラー作/村上春樹訳

600ページ超の長編!
ハードカバーはなんか赤や黄色で毒々しくて、「ヘンな表紙…」と思ってましたが、
軽装版は、黒でシンプル、かっこいい!
c0179177_14585494.jpg


1952年にアメリカで出版された、「探偵フィリップ・マーロウ」シリーズの第6作。
日本には清水俊二訳で1958年に出版されました。
この「清水訳」は名訳との評判も高く、わざわざ村上訳を出す必要があるのか?と
しかも村上訳には村上カラーが色濃く着くのは皆さんご存知の通りですし
「チャンドラー作品の武骨さが失われる!」などと否定的な見方も多いのですが、
私には、新しく都会的でスタイリッシュなハードボイルド探偵小説になったように見えます。
もちろん村上カラーが強いのがいただけないひとにはおすすめしません。

でも、訳者あとがきにもあるように、
「清水訳」は多くの部分を、あるいは文章の細部を省略したものであるようです。
それは50年代に日本でチャンドラーの評価が高くなかったことと関係しているのではないか、というのは村上氏の意見。また、サスペンスでは、細部は重要ではない(大筋と種明かしが合っていれば大丈夫)という考えもどこかにあったかもしれません。
そういう意味で、今回の村上訳は 完訳 を目指しており、
清水訳派の方も手に取る価値はあるのではないでしょうか。

ストーリー(ウィキペディアから転載、一部修正)
フィリップ・マーロウは、偶然知り合ったテリー・レノックスにどこか惹かれるものを感じ、酒場で杯を傾けるようになる。しかし、ある長日、レノックスは資産家の娘である妻シルヴィア殺しの容疑をかけられ、マーロウに助けられて逃れたメキシコの町で自殺を遂げてしまう。やがて、別の事件(人気作家ウェイドの失踪事件)でレノックスの隣人達と関わるようになったマーロウは、事件の意外な真相にたどり着く。

お も し ろ い
600ページもあっとゆうま!
途中、結構マーロウのしゃべり方がイラっとくることもあったんですけど。
だって遠まわしに言うってことをしないんだもん!どストレートで皮肉たっぷりに言うから、
マーロウと話した人はみんなマーロウに腹を立てるんですよ!読むほうもイラっとくるわ!
でもその大胆さがクライマックスに超かっこいいです。

以下、ネタバレ含です。

未読の方は注意
[PR]
by sukusuku-y | 2009-05-24 15:22 | 感想(books)
ゴールデンウィーク明けですね。

実家に戻り、親やら親戚関係やらに就職内定の報告をし、
いとこの子どもである赤ちゃん(6か月!)の相手をして遊び、
内定を断った銀行の本部へいき、頭を下げながら先方の心づかいに号泣し、
父親と久々にゆっくり話をし、

あっとゆうまに5連休が終わってしまいました。

連休明けにあるはずだったゼミ対抗ソフトボール大会が雨で流れ、
あーあと一日実家にいりゃよかったわ、などと考えているのでした。


そして連休中に読んだ本のザックリ感想↓↓↓ 今回は5冊を読んだ順に。

『太陽の塔』 森見登美彦

森見さんの恒例の「モテない京大生」もの。この人は会話のテンポが独特でおもしろい。
作家の桜庭一樹さんは、
「森見さんの小説は、テンポが移ってしまいそうだからあまり読まない(笑)」だそうです。
いつもながら、モテない京大の5回生である主人公のパラレル恋愛ドタバタ小説。
『夜は短し 歩けよ乙女』のほうがおもしろいかな?こちらは女の子側の視点があるので。

『世界連鎖恐慌の犯人』 堀紘一

あんまり専門的な話はなし。
「インベストメントバンクっていうのは俺達とは価値観が違う連中の集まりなんだぜ」みたいな
堀さんの日頃の体験とかからくる苛立ちを文章にしています。
私はてっきり堀さんもソッチ側のひとなのかと思っていたので、オドロキです。
私たちみたいな、いち市民(庶民?)が、この恐慌のイライラをぶつけることのできる本。

『トリップ』 角田光代

短編10本の連作。
次の短編に出てくるのは誰かなーなんて想像しながら読むのもたのしい。
どの主人公も、屈折していて、なんとなく自分と重なるような気がするのがうれしい。
みんな自分の今の居場所に居心地の悪さを感じながら生きている。
私は、中でも「秋のひまわり」っていう短編が好きです。

『春になったら苺を摘みに』 梨木香歩

著者の、イギリス留学時代の体験をもとにしたエッセイ。
就活中に、「価値観の違う人と話をしていい刺激になった」という学生によく会ったけど、
本当に「価値観の違う人と出会う」というのは、
梨木さんのこうゆう体験みたいなものを指すんではないだろか?
自分の側に価値観がないと、人との出会いでそれが変わってゆくこともないなぁ。

『ミミズクと夜の王』 紅玉いづき

ファンタジーライトノベル。
私の相方の、国語教師をやっている母親の教え子(ながっ)の書いた本だそうです。←宣伝w
最初に手に取ったのは去年。主人公のしゃべり方にイライラして、なじめなくて一度挫折。
思い切って読んでみるとすらすらいけます。
これを高校3年で書いた想像力はうらやましい。


うーんフィクションばっかり!
他には貿易関連の本に手を出したりしてます。卒論対策・・・
まぁそうゆう本には特に書くような感想もないので・・・ね(笑)ここに書くのはフィクション中心で。

土日はちょいっと国内旅行に行ってこようと思います(^皿^)v わーい
[PR]
by sukusuku-y | 2009-05-08 01:05 | 感想(books)