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日記や読書の感想などのマイペース徒然ブログ。現在更新の頻度が低いですが、コメントは随時拝読しております。近況報告等はツイッターログでご確認ください。


by sukusuku-y
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非モテ!

『非モテ! -男性受難の時代-』 三浦展

1時間で読める新書。
データが多いけど、いちいち目を通さなくても、文章を追うだけで大丈夫だと思います。

秋葉原での無差別殺傷事件で、
犯人の犯行動機として「ハケンだから」ということばかりがメディアでは分析されたが、
本当の動機は「彼女ができない」というところにもあったはず。というところから話はスタート。

データはけっこう面白い。
実際にとった統計を見たのははじめてなので、おもしろかったです。

前半の流れは、モテの源について。
SMAPコンプレックス(顔もいい男が、性格も面白かったら、顔が普通のオレたちはどーすりゃいーのよ)とか、モテない男は正社員力がないのか、とか。

ほんとかな?と思う節もあるけど、モテ度ってトータルで人物評価みたいに思うから、
正社員度って思ってみると案外すんなり納得いくとこもある。

後半では、an・anに見る女性の意識の変化について、でした。
an・anおもしろいですよねー。
特集がカゲキだっていってよくオジサン週刊誌とかが取り上げてるのを見ると笑っちゃう。

本書によると、84年9月の特集「男はすこしワルがいい」に麻生太郎現首相がのってたらしい。
このころは男が女を選びたい放題だった、みたいな表現がよくある。
an・anは、どうすれば選ばれる女になるか、にページを割いていたみたい。
ただ、バブル崩壊、大企業倒産などを経て、女の目がシビアになる。
「男選び」という言葉の登場は99年7月!ついに選ぶ側に!

みたいな話だったけど、私はうーんと思ってしまった。
なんとなく女性の地位向上と価値低下が表裏一体って感じがするなぁ。


あと、就活して思ったことは、
「なんで大卒女子はみんな一様に一生働きたがってると思うの?」っていうことでした。
もちろん、そういう選択肢を手に入れられたことはすごく幸せだけど、
結婚しても出産してもやめない女総合職が欲しいと堂々といわれまくったのには違和感。
そりゃー人材育成のための投資がパーになるリスクを考えりゃ当然だけど。
ン十年前に就活した女性に話してみたら、「えーすごいね、うらやましい」と言われた。
大学の女友達も、みんな「男には負けないわよっ!」みたいな子がいっぱいいる。
・・・
必ずしもそう思ってない私はまるで古い子みたい。

とブーたれてもしょうがない。がんばるぞ!仕事してくうちに考え方は変わるだろうし。

結婚願望の強さを再認識した就活となったのでした。あ~ん(;_;)
by sukusuku-y | 2009-04-27 03:10 | 感想(books)